きまぐれハチログ

思いつき行動多めの日常記録。一人暮らし/シンプルライフ/写真/お出かけ/料理

きまぐれハチログ

わたしの好きな旅の話 with FUJIFILM X100F

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またこういう風に過ごしたいな、って写真を見ながら振り返って思ったやつ。 

このあいだ書いたブログのときの話。

 

hachi-log.hateblo.jp

 

これはフィルムで撮った写真を貼っただけだから飛び飛びだけど、デジタルカメラでも写真は撮っていて、そっちは際限なく撮れちゃうからたっぷり。

フィルムカメラとの2台持ちということで、今回デジタルカメラで持って行ったのはコンパクトなFUJIFILM X100F。 気軽にパシャパシャと撮り歩いてきた。

 

今回の旅の相方は去年の秋に旅先で出会った人。「またいつかどこかで。」ってやつを早々に実現した。日にちと場所と宿だけ決めて、あとは何にも決めずにただ待ち合わせ。合流時間すら決めなかった。ちょうどいい頃に連絡を取りあおう、って。

ただまた一緒に過ごそう、っていう旅。

 

 

 

夜明け前の始発電車に乗って西へ。だけども到着してからはのんびりだらりと。

観光地を巡る旅行とは少し違う、散歩の延長のような、暮らしの延長のような旅。そういうのが好き。

 

 

夜明け前に家を出るときってそれだけですごくわくわくする。楽しみすぎて深く眠れなくて元々早起きの予定なのに予定よりも早く目が覚めちゃって寝るのを諦めて荷物の確認をする。

程よい時間になってさぁ行くかと玄関のドアを閉じるとき、気持ちは浮足立ってるけども早朝だからそーっと閉じる。うきうきが止まらなくなってるもんだから駅までの道がだいぶ早足。しんっと静かな道路を浮かれて早足で通り過ぎてくあの感じ、何とも言えず好き。まだなんも始まっちゃいないのに既に楽しい。

 

 

まず向かうのは東京駅。東京駅から熱海駅までは東海道線で1本。ずっと乗ってるだけで着く。しかも東京駅が始発駅だから席が選び放題。いつもボックス席になっているところの進行方向に向いてる奥の席を選ぶ。

発車してからはずっと窓の外を見てる。夜から朝に移り変わっていく景色をずっと眺めてる。東京、神奈川のよく知った街を通り過ぎて川を通り過ぎるころになると朝日がぱーっと差してくる。街がキラキラになってテンションぶちあがり。毎度毎度思うけど、あの時間のあの電車のあの席は最高。

そうこうしてるうちに熱海に到着。あっという間。

 

朝の熱海は観光地感が薄くてすごくよかった。生活してる人の空気が感じられる。駅に向かっていく人とか、開店前のシャッターの下りた商店街とか、なんかね、好き。

駅前の商店街を通り抜けてまずは海へ。ひたすら坂を下っていく。

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熱海は2度目だったかな。でも前に来た時にも同じようにふらふらと散歩をしてたからなんとなく道と街の感じを覚えてる。

人が多い時間に歩いていると疲労してしまってそれだけでいっぱいいっぱいになって街のことはあまり覚えてられないけど、こんな風に自由な気持ちでふらっと歩き回って過ごせるとじんわりと自分の記憶の中に残る。まだ全然知らないとこだらけなのに、知ってる街っていう安心感のようなものができてる。

そういう安心感のある土地が少しずつ増えていくのは旅の楽しみの一つ。

 

 

坂を下りきって熱海銀座商店街という商店街を抜けると海。 

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海の青が見えたときとか、波の音が聞こえてきたときとか、「わーー!海だーー!」って絶対になる。自然と浮かれる。飛び込むわけでも何でもないんだけど目の前に海があるだけで楽しくなってる。 

 

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天気が良かったのもあって波の反射が綺麗。近寄って見るとつやっとしていて。

 

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少し離れて見てみると今度はとろとろに見えて。

 

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角度を変えて見てみると、今度はさらっと。

 

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飽きないなぁ。ずっとこのあたりで海の水を眺めながら写真を撮ったり動画を撮ったりしていた。

 

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顔を上げればホテルやらマンションやらの高い建物がずらりと並ぶ熱海らしい景色。

向こうの砂浜もこの時間だからまだ全然人がいなかった。静かで、ただただ海を堪能できる。

 

 

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ふらっとしてるとたまに散歩をしている人たちとも遭遇する。ぼーっと海を眺めていたり、写真を撮っていたり、流れてる空気の早さのようなものが似ていてなんだか落ち着く。

 

 

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だいぶ長いこと浜辺で遊んでた。時計を見てなかったからわからないんだけどたぶん1時間くらい居たんだと思う。こういうときって時間の長さがよくわからない。

なんの時間に追われることなく、別に意味のあることをするわけでもなく、どうでもいいことを自由にやってる時間っていくつになっても持ってたい。日々の生活の中では難しい時が多いだろうけど、なるべく。

 

 

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砂浜を離れて、さて次はどこに行こう。どこに何があるんだかよく知らないから適当に左の方へ。なんとなくで歩き回る。

カメラを持ってると視点が変わるからこういうふらふらがさらに楽しい。手ぶらで歩いている時よりも光と影をよく探すようになる。

 

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住んでいる街とは全然違う景色があるから歩き回っているだけで面白い。海があって川もあって、建物やお店は味わい深くて。看板のフォントを見るのも楽しかった。 

 

このあたりで朝9時くらいだったかな。

「お昼過ぎくらいに着きそう」って連絡がきて、残りの時間の過ごし方を決めた。朝ごはんと銭湯に行く。

 

 

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まだこの時間はあまり飲食店が開いていないから先に銭湯へ。

海から熱海銀座商店街を抜けて真っすぐ坂を上っていく。その先に朝から営業している銭湯がある。前に熱海に来た時にも朝風呂しに来たところ。

 

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日航亭という銭湯。

脱衣所とか湯船に浸かってる時とかに地元のお客さんとゆるっと喋ることが多い。なんだろ、前のときも思ったけどそれがほどよい距離感の会話で。湯加減のこととか天気とか、道にあった花の話とか。こういう雑談っていいなって思う。

 

 

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お風呂から上がってひと息。休憩室でだらっとしながら朝に撮ってた写真を見てた。

こういう場所は落ち着く。旅先で力を抜けるというか緊張せずにいられる場所って有り難い。

 

 

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だいぶ回復して出発。次はおいしいものを探しに行く。やっぱり魚が食べたい。魚を求めてふらふらふら。

このあと待ち合わせがあるから一応方向としては駅の方へ。

 

 

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坂と階段と喫茶店が多い印象。まだ喫茶店はあんまり行けてないから次は喫茶店巡りをするのもいいな。

 

 

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歩き回ってたら暑くなってきた。坂の途中でよさげなお店を見つけてふらっと入った。

そして迷わず海鮮丼。

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むかしは苦手だったエビのお刺身が好きになって、生姜と一緒に食べるおいしさもわかるようになった。ウニとワサビはまだ。

こういうところで一緒に食べる茶碗蒸しや味噌汁ってすごくおいしい。

 

 

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時間になったから駅の方へ戻ってきた。朝はシャッターが下りてて静かだった商店街がみんな営業を始めててだいぶ賑やか。全然違った場所みたく感じられて楽しい。

1人旅の時間はここまで。ここからは2人旅。さぁどこへ行こうか。 

 

 

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とりあえず海でしょう、となって本日2度目の海。 

でもやっぱり朝と昼とひとりとふたりとでは違ってて。場所は同じでもそれぞれ違う楽しさ。

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だら~っとゆる~っとしたテンションで散歩してたんだけど、急に「入っちゃえ~!」って足だけ海に入ってキャッキャとしてて。「冷たいー!」「気持ちいいー!」ってめっちゃ笑ってる。

 

 

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あっちの端からこっちの端まで来た。

その間のあちらこちらでいろんな家族連れや友達クループ、カップルがそれぞれはしゃいでて、めちゃくちゃ笑ってて、海っていいなぁって思った。

 

 

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昼間の海って青が濃くて綺麗。

 

 

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はしゃぎまわったら小腹が空いて、冷たい飲み物と一緒にホットスナックを買った。

海のすぐ近くにあるローソンで。

このローソン、海に面したテラス席があってそこがすごくいい。この時は席が空いてなかったから座れなかったんだけど、日の出を待つときにおすすめの場所。 

 

 

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アイスとホットスナックとサイダーとを買い込んで、海を眺めながらだーらだら。なんかずっと喋ってた。

 

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ほっといたら日が沈むまでここにいちゃいそうだねぇってなって、それも悪くないけど少しくらいどこか行くか~ってようやく動くことにした。 

無計画だからここでググって次を決めた。

海を背にしてまた熱海銀座商店街を通り抜けて、坂をひたすら上っていく。銭湯よりももっと坂の先の方へ進んで、線路のトンネルを超えてさらにその奥へ。

 

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行ってきたのは來宮神社。まだ夕方の一歩手前で木々の緑に光が射してて綺麗だった。 

神社の中をのんびり歩き回った。奥に川があったり、木々のトンネルみたいなところがあったり、雷の落ちて半分が燃えてもまだしっかり立っている大木があった。

 

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燃え跡が残ってる。

 

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神社内ではいろんな人のシャッターを切ったり、逆に切ってもらったり。

 

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ちょうど風が強く吹いてて、木々がさわさわ言ってた。

 

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緑がたくさんの場所は癒されるね。

 

 

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神社の後は買い出しして宿へ。

酒屋さんと、あとマックスバリュに寄って帰った。

 

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旅先でスーパーで買い出しして帰るっていうのが好き。暮らしごっこ。

単純にその土地のスーパーというものが楽しいし、普段一緒に暮らすことのない人と過ごす買い出しも楽しい。

 

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ご当地ビールやお惣菜、それとお刺身をいっぱい買って自分たちで適当に海鮮丼も作った。もりもり。

キッチンを貸してくれるゲストハウスならではのお楽しみ。

 

リビングで食べて飲んで喋って、他の人も加わってまた喋って。

こういうところで知り合った人と話す話って面白くて。普段の生活の中じゃ知り合って間もない人とこんな内面だったり趣味嗜好の突っ込んだ話はしないのに、いきなりど真ん中にくる。それのおかげで新しいことに興味が湧いたり、考えるきっかけになったり。良くも悪くも刺激があって、影響を受ける。

 

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スタッフさんの翌朝の仕込みを眺めながらまた喋り。

あっという間に夜が終わった。

 

 

泊ったゲストハウスはマルヤゲストハウスという、海まですぐの宿。

ゲストハウスの正面には干物屋さんがあって、朝はそこで干物を買ってゲストハウスでグリルを借りて焼き立てを食べられる。ご飯とみそ汁は予約しておくと用意してくれる。 

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昨夜食べきれなかったお惣菜も加えて、朝から豪勢な干物定食。

旅先でこういう風においしい朝ご飯を食べると家でも同じようにやりたいなぁって思うのに、なかなかできない。なんでなんだろなぁ。めんどくさいに負けちゃう。もっと早起きするかな。

 

 

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雨が降ってなければ日の出の時間に海に散歩に行きたかったところだけど残念ながら雨も風もがっつり。散歩は諦めてコーヒーを淹れてリビングでチェックアウトの時間までのんびり。

本を読んだり、ノートを書いたり、荷物の片づけをしたり、ぼけーっとしたり。

 

雨風がすごかったからゲストハウスの数軒隣の喫茶店へ。

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席がゲーム機だった。やってみたけど意外と難しかった。 

 

昨日以上にゆっくりだらだらモードで、昨夜の話の続きをずっとしてた。

一緒に答えを探しに行く感じが面白くて、初めて会った日に話した話の延長でもあって、そうやって続いているからまた次に会うときに話すのも楽しみ。 

 

 

喫茶店を出ると少し雨風が落ち着いていたから最後に海を見に行った。

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昨日とはまた違った景色。

 

 

帰り道でちょっと遊んで行った。  

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あと坂を上って駅に向かう途中のこのお店。

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生卵と塩を買った。

 

で、お店の正面にあるここで温泉卵を作る。

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あとから来た他のグループの人も交えてみんなで温泉卵を作って頬張った。

とろっとろでうま~。

 

 

 

そんな感じの1泊2日。

次の日が仕事だったから解散は早めで15時くらいだったかな。さくっと。

帰り先が東と西で真逆なもんだから現地集合現地解散。

いつもだったら「いつかまたどこかで。」ってなるところだけど、次に会うのはきっと岐阜。たぶん。ゆるゆるな予定。

 

 

場所が違うだけで、都内の友だちと遊ぶ時と同じような感覚。近所の友達と過ごすときのような、そんな旅の話。