2泊3日で旅に行き、撮りながら消しつつも最終的に500枚くらいの写真を撮って帰ってきた。
そこから厳選して写真をプリントした。
アルバム1冊に収まるように絞り込む。
いつも使っているシリーズのアルバムから枚数を選ぶ。
セキセイの高透明アルバム。
ポケットのフィルムが綺麗だし、ケースが付いてるから並べたときにすっきりして好き。
使うのは160枚用か240枚用のことが多い。
こんなにまとめて写真をプリントするのは毎年夏の旅だけ。
今回は160枚。
撮ってて楽しいのは綺麗に撮れた写真。
好きな雰囲気の光が写せた写真とか、
素敵に笑えてる瞬間を撮れた写真とか、
広角で迫力いっぱいに収められた風景とか。
だけどプリントして残したいのは記録、記憶。
顔が見えないくらいメニューをのぞき込んで真剣に悩みこんでる写真とか、
撮られることに慣れてなくてぎこちなく笑う顔だとか、
はしゃぎすぎて大笑いしてるからブレブレな写真とか、
そんな「綺麗な写真」「いい雰囲気の写真」とはまた違った、「そのとき」の写真。
あとから見たときに記憶を引っぱり出してくれる写真。
本当に記憶ってあっという間に消えていく。
このあいだブログに書きながらも早くも思い出せずになっていて、消えるのは早いなぁって思った。
思い出にしがみつくってわけではなくて、普段は自然と忘れてしまっていてもいいんだけど、ふとしたときにアルバムをめくって「そのとき」を引き寄せて懐かしさを楽しみたい。
最初の頃の旅のアルバムを見ていて、失敗したなって思うことがある。
景色や食べ物、物ばかりを撮っていたこと。
もっともっと人や出来事を撮っておけばよかった。
その反省を活かして今は撮りたい写真はそれはそれとして撮って楽しんで、過ごしたその時間を思い出せる人や出来事にもシャッターを切るようにしている。