寝つきが悪くてようやく1時頃に寝られたと思ったのに、目が覚めたらまだ3時だった。
もう一度眠ろうと頑張ってみたけど全然眠れない。
ごろごろしていても全然意識が手放せない。こういうことはよくある。
頑張ってまで眠らなくていっか。
めんどくさくなったからこのまま起きてることにした。
あと1時間半もすれば始発が動き始めるし、散歩に行く。
今日の予定は13時に葛西臨海公園。
それに合わせて千葉寄りの東京エリアを散歩することにした。
どこにしようかな。
浅草や銀座、日比谷、清澄白河は行ったばかりだし、舞浜のディズニーリゾート周りをぐるっとすることも考えてみたけどストリートビューで見てみたらあまり面白くはなさそう。
…あ、汐留。
イタリア街っていう絵になる街並みがあるって教えてもらったのを思い出した。
早朝なら人が少ないだろうし、そこに決めた。
汐留に行くなら築地も近いから朝ごはんを食べに築地にも行く。
間には浜離宮恩賜庭園があるからのんびりふらふらしてもよさそう。
大体のコースが決まった。
荷物をまとめて支度をしたらちょうどいい時間。
むしろ少しギリギリになってしまったから駅まで走った。
急ぐ必要なんて全くないのになんでこんな早朝から走ってるんだろ。
無意味なことにわくわくした。
始発電車に乗って築地に向かう。
色が淡く柔らかい。薄いピンクと水色が混ざり合った朝の色。
ホームに誰もいないこの時間がすごく好き。
築地は朝から賑わっていた。
気持ちのいい活気。
築地を上から眺められる場所を見つけた。
この建物の屋上。
早朝は2階と3階は閉まっていたけど、屋上は開放されていた。
広々としたフリースペース。
スケボーを抱えて疲れきって寝てる若者がちらほら。
9時までは見学では入れないエリアも屋上からちらり。
さっき歩いていた場所も上から見るとまた違った景色。
朝ごはんはサーモンとねぎとろの海鮮丼にした。
海鮮丼もおいしかったけど岩のりの味噌汁がすごくおいしかった。
お腹が満たされて満足したので次に行く。
汐留に向かう。
築地から豊洲や銀座に向かう散歩はしたことがあるけど汐留方面ははじめて。
少し歩くと高いビルだらけのエリアになった。
東京って少し歩くだけで街並みがガラッと変わるから面白い。
ビルに朝日が反射してキラキラしていたりあちこちに植えられている草花が光を通して鮮やかでカメラ散歩が楽しい。
汐留に向かう途中にある浜離宮恩賜庭園。
9時に開くからまだ入れない。
でも入口近くの橋の上からの景色を楽しんだらなんだか満足してしまったのでもういいや。また今度昼に来る。
カレッタ汐留に着いた。
たしかイルミネーションを見に来たことがある。
ふらふらと歩いているとここもなかなかいい雰囲気。
きらきら。
— はち / きまぐれハチログ (@hachi_simple) 2018年4月20日
この空間の中でゆったり新聞を読んでるのがなんかいいなーって思った。 pic.twitter.com/JPXGHghPQv
さて、今回の目的のイタリア街。
勝手にこのあたりなんだと思い込んでいたけど見つからない。
調べてみたら駅からは少し離れたエリアだった。
グーグルマップを頼りにイタリア街に向かう。
地図通りに歩いているつもりなのに気づいたら進みすぎていて迷った。
すごい遠回りをしつつも何とか着いた。
朝の巡回中のお巡りさんにも遭遇。
イタリア街。
— はち / きまぐれハチログ (@hachi_simple) 2018年4月21日
8時頃はベンチでコーヒー飲んでる人や、ツーリングの休憩をしてる人、雑誌か何かの撮影をしてる人がいて見ていて面白かった。 pic.twitter.com/o88XoYA7J8
イタリア街は素敵な街並みだった。
しばらくベンチでぼーっとしてた。
…眠い。
当たり前だけど眠い。電池切れで段々とだるくなってきた。
でも一度寝に帰るのはめんどくさい。
葛西臨海公園での13時の待ち合わせまであと5時間。微妙な時間。
どうしようかなーと考えながら新橋駅まで向かうと駅前に仮眠を取れる場所を見つけた。
カプセルホテルが銭湯や仮眠スペースを提供していた。さすが新橋、わかってる。
でもここでも眠れなかったら嫌だなーって思って結局やめた。
めちゃくちゃ迷ってお店の前をうろうろしてしまったけども。
葛西臨海公園に早めに行って日向ぼっこしながら昼寝をすることにした。
本を持ってきてるからもし眠れなくても読書をしてればいっかーって思って。
そうと決まれば乗換駅の東京駅でお昼ごはんを調達して葛西臨海公園へ。
まだ午前中だったから土曜日だけど大混雑とはなってなかった。
天気がいいからすごく気持ちがいい。
道から少し離れた木々の中にテーブルと椅子があったからここにした。
ほかほか。
じんわりあたたかい。
日が肌に当たって、肌の表面がうすーくぴりぴりして、刺激を感じる。
あまり肌にいいものではないんだろうけど、まだそこまで強い刺激ではないから心地いいレベル。
木の葉がうっすらと影を作ってくれていて、そこに風もあるから暑くない。
風が流れれば木の葉がさらさら言うし、ぼーっとまわりを見てると鳥を追いかけて大きなレンズをつけたカメラを持っておじさんたちが集まってくるし、耳を澄ませばずっとどこからか鳥の声が聞こえるし、あーよき。
どうってことのないことたちになんだか癒される。
わたしのいるテーブルの少し先では原っぱにシートを敷いてる若い家族が一組。
まだベビーカーを使うくらいの年の女の子がぐずって泣いていた。
お母さんがずっと立ったまま抱っこしてあやしてる。
ちょっと離れてるけどシャボン玉を持ってきてたから吹いて飛ばしてみたらちょうど女の子のそばをキラキラと舞った。
一瞬だけ泣き止んでぽかんと見てくれたけどまた泣き出してしまった。
あーああ、そんな上手くはいかないかー。
お母さんに聞いてみたら風で木の葉がざわざわ言ってるのがこわいみたい。だから風が吹く度に泣く波がきてたのね。
葉の鳴る音がこわい、そういう繊細さってたしかに子どものときにはあったかも。
結局泣き止まなくなっちゃったから場所を変えることにしたみたいで荷物をまとめてた。
そしたらそこを離れるときに女の子が一回いきなり泣き止んで「ばいばーい!」って手を振ってくれた。
予想外の行動にお母さんとふたりして驚いて、顔を合わせて笑った。
子どもって全然わかんない。不思議な生き物。わかんないけど可愛い。
買ってきたメルヘンのサンドイッチを目の前に並べたらわくわくが止まらない。
エビサンドと、甘夏イチゴサンド。どっちもはじめて選ぶような味。
買うときに種類が多すぎて決められなかったんだけど、エビ好きの人のことが急に浮かんだからエビにした。
あとはゆるゆるになるためのおまけ。
へへー、休日っぽいなぁ。
ピクニックを楽しみつつ普段後回しにしていた本をさくさく読み進めた。
2/3くらいは読めた。
段々と文章が文字の羅列になって、黒の線のかたまりになって、目でなぞるだけで何も意味が入ってこなくなって、意識が薄くなってきた。
夜用に持ってきてた大判のストールを荷物と自分に掛けて少しばかりの防犯対策。
熟睡しちゃったら盗難とかあっても気づけないんだろうけどそのまま寝てるよりはいいかなーと。
テーブルの上に腕を枕にして頭を沈める。
教室の日当たりのいい席でうとうとしているときみたいな感覚になってくる。
暖かくて、いろんな感覚がなくなってきて、すーっと意識を手放せてた。
1時間くらいぐっすり眠ってた。
一瞬だったけど超すっきり。
頭も体もだるさがきれいさっぱり消えた。
そして13時。カメラ散歩オフ会。
午後からは葛西臨海公園でカメラ散歩。#チカオフ pic.twitter.com/l0uQH4hxhF
— はち / きまぐれハチログ (@hachi_simple) 2018年4月21日
めちゃくちゃ楽しかった。
人と写真を撮って回るのも、お互いに撮り合うのも、写真を撮ることを忘れて泥の上をぎゃーぎゃー騒いで歩いたのも、同じレンズやカメラで全然違う仕上がりになるのも、作品を見せてもらったり画像編集について教えてもらったのも。
このことはまた別の記事にでも。
夕方に解散して、最後にもう1ヶ所寄り道をした。
今日は天気が良かったから夕陽もキレイかなーって思っていちばん夕陽を見るのが好きな場所に行ってきた。
— はち / きまぐれハチログ (@hachi_simple) 2018年4月21日
千葉県の真ん中あたり。
本日のカメラ散歩、ラスト!
ギリギリ間に合ってよかった。 pic.twitter.com/NJ5BMr0Ywt
夕陽を見ていたら畑の奥で同じく夕陽を見ていたおじいちゃんと目が合った。
「きれいだねぇ」なんて話してたら畑に向かって「出てこいー」とか言っててお孫さんでもいるのかな?って思ったらネコが飛び出してきてビビった。
ネコの散歩をしてたらしい。
そんな感じで長い一日は終わり。